写真●EV SSL証明書を導入したサイトのイメージ。アドレスバーが緑色に変わる
写真●EV SSL証明書を導入したサイトのイメージ。アドレスバーが緑色に変わる
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 シマンテックは2013年4月19日、自民党が議員および党本部のWebサイトの「なりすまし」を防ぐために、日本ベリサインのEV SSL証明書を導入すると発表した。

 サイト閲覧者が主要なWebブラウザーを使って、EV SSL証明書をインストールした自民党議員や党本部のWebサイトへアクセスすると、Webブラウザーのアドレスバーが緑色に変わり「自由民主党」と表示されるようになる(写真)。これによって、なりすましサイトではなく、公式のサイトであることが簡単に確認できるようになる。

 今回の発表は、インターネットを使った選挙運動を解禁する公職選挙法の改正案が、19日午前に参院本会議で成立したことを受けたもの。自民党本部では既に2011年にEV SSL証明書を採用しており、党本部サイトの個人情報を入力するページに導入している。今後は、党本部サイトの全ページと議員ホームページにもEV SSL証明書を導入し、ネット選挙で懸念されている「なりすまし」や「偽ホームページ」による被害の防止を狙う。