写真●リニューアルした「gamba!β版」の画面
写真●リニューアルした「gamba!β版」の画面
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 社内ソーシャル日報共有サービス「gamba!β版」の開発・運用を手掛けるgambaは2013年4月19日、同製品をリニューアルしたと発表した(写真)。デザインを一新したほか、共有する日報へのファイル添付機能などを追加した。2013年中に5000社への提供を目指す。1000社に限り、無償提供するという。

 gamba!β版は、社員の業務日報を共有できる社内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。2012年12月に提供を開始し、累計で350社が導入している。テンプレート化した日報のフォーマットを提供し、タイムライン形式で共有する。管理者は社員一人ひとりに目標を割り当て、日々の進捗を確認することもできる。

 例えば営業部門のマネージャーは、部下の営業部員それぞれに今月の目標売り上げを指定し、各々の進捗状況や部門内の集計情報を確認できる。一方各営業部員は、自分の達成率などを見ることができるほか、共有された他のメンバーの日報について、「いいね!」ボタンを押したり、コメントをしたりすることが可能だ。システム開発の進捗管理ツールとしても活用できる。今回、画面デザインを一新したほか、日報への写真などのファイル添付、グループメンバーの一元管理といった管理者機能の強化などを図った。

 「社内SNSは導入後に定着させるのが難しい。ただし日報であれば確実に業務に組み込める」と森田昌宏代表取締役社長は話す。2013年5月ごろをメドに、利用者からの要望が強いスマートフォンに対応する。システム開発における開発リソースの管理のため、米ギットハブが提供するソフト共同開発支援サービス、「GitHub」との連携機能なども追加する予定だ。