写真●タタ・コンサルタンシー・サービシズのナタラジャン・チャンドラセカランCEO兼社長
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 インドのIT最大手タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は現地時間の2013年4月17日、2012年度(2012年4月~2013年3月)の連結決算を発表した(写真)。売上高が前期比13.7%増の116億ドル(約1兆1400億円)、純利益は前期比15.6%増の26億ドル(約2555億円)となった。

 全ての業界分野において、2桁成長を達成した。特にIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)関連ビジネスが好調だったという。

 会見では人材に関する採用状況や定着率向上施策にも触れた。2012年度における従業員の純増数は3万7613人、全社の従業員数は27万6196人となった。一方、第4四半期における離職率は全体平均で10.6%。IT分野は9.4%、BPO分野は19.5%で、「キャリアパスの整備などの定着率向上施策に取り組んだ結果、離職率を低下させることができた」(TCS)という。