写真●dミュージック「月額コース」の利用イメージ
写真●dミュージック「月額コース」の利用イメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 NTTドコモは2013年4月17日、J-POPを中心とした約100万曲が月980円で聴き放題となる新サービスをスマートフォン向けに始めると発表した。同社直営サイト「dマーケット」で展開する音楽配信サービス「dミュージック」に、4月22日から「月額コース」の新メニューを追加する。これまでは楽曲のダウンロード販売だけだった。

 新サービスの利用に当たっては、会員登録と専用アプリのインストールが必要になる。専用アプリの対応機種はAndroid 2.3以降を搭載した同社のスマートフォンで、6月からはタブレット端末を含め、マルチデバイスで楽しめるようにする。ユーザーは好きな楽曲を選んで聴けるほか、人気のアーティストや年代別のヒット曲などで多数のプレイリストを用意した(写真)。楽曲の配信はストリーミング方式。一度聴いた曲は端末に一時保存され、一週間以内であれば通信圏外の場所でも一定の曲数を聴けるという。

 同サービスは、レコチョクから楽曲の提供を受けて展開する。このため、収益は両社で分け合うことになる。加えて、スマートフォン向けの音楽聴き放題サービスはレコチョク自身やKDDI(au)、NTTぷららなども提供しており、料金も横並びの状況。ただNTTドコモは、ユーザーの利用履歴に基づき、買収したタワーレコードの商品をdマーケットでレコメンドできるといった相乗効果にも期待しているもようだ。