米Red Hatは2013年4月15日(現地時間)、コミュニティ版OpenStackディストリビューション「RDO」をリリースした。同時に、そのエンタープライズ版である「Red Hat OpenStack」の早期導入プログラムを開始した。
RDOとRed Hat OpenStackは、FedoraおよびRed Hat Enterprise Linux上で動作するOpenStackのディストリビューション。RDOとRed Hat OpenStackの関係は、FerodaとRed hat Enterprise Linuxの関係に相当する。すなわち、RDOはコミュニティにより開発され、Red Hat OpenStackはその安定版として、有償サポートとともに提供される。
RDOのコミュニティサイトも「openstack.redhat.com」も同時に開設された。様々なドキュメントや、フォーラムが用意されている。
Red HatはOpenStack.orgコミュニティの最新リリース「Grizzly」では、最も多くのコードを提供した企業となっている。
またRed Hatは同日、OpenStackのパートナー制度である「OpenStack Cloud Infrastructure Partner Network」を開始した。同社のクラウド管理フレームワークであるCloudFormsおよびManageIQ、分散ストレージソフトのGlusterとOpenStackのサポートも発表した。
第5段落CloudFormsの説明に誤植がありました。お詫びして修正します。本文は修正済みです。 [2013/04/17 11:18]