写真●ライフパレット ダイアベティスのサービス概要
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 ヘルスケアIT関連企業のメディエイドは、2013年4月15日、糖尿病患者向けに血糖値を簡単に記録できるAndroid向けアプリ「ライフパレット ダイアベティス」をリリースしたと発表した。利用料金は無料。

 日常的に血糖自己測定を行う糖尿病患者は、全国で約120万人と言われる。毎日血糖自己測定を行うのは簡単ではなく、医師の診察を受ける際に必要なデータをきちんと管理できていないことが多いのが実情だ。この「ライフパレット ダイアベティス」を利用すれば、アプリに対応した血糖自己測定器から血糖値データを自動転送できる。ただし現在この機能に対応している測定器は、ロシュ・ダイアグノスティックス製の「アキュチェック モバイル」のみ。
 
 自分の血糖値の状況や変化を、簡単に把握できるように、3種類のグラフ表示ができる。(1)血糖値の推移を見る「トレンドグラフ」、(2)時間帯による血糖値の変化を表す「日内変動グラフ」、(3)曜日毎の変化を表す「週間変動グラフ」である。また、医師に提出する自己管理ノート形式でのデータの印刷やメール送信が可能。医師は、同時リリースする医師用アプリ「ライフパレット ダイアベティス for ドクター」を利用すれば、同データを受信し、グラフ化して閲覧できる。
 
 メディエイドは今後、自己管理を必要とする糖尿や高血圧など生活習慣病患者向けに、スマートフォンでの記録データを活用し、体重計、血圧計、活動量計などのデバイスと連携した疾病管理サービスの展開を計画している。