写真●サービスの概要
写真●サービスの概要
[画像のクリックで拡大表示]

 富士通は2013年4月16日、全国の自治体向けに、健康政策を支援するサービス「FUJITSU ユビキタスサービス からだライフ ウォーキングサポート」の販売を開始したと発表した。同社の提供するスマートフォンアプリ「スマホ歩数計」と連動するシステムやコンテンツを活用することで、効果的で継続的な健康づくり推進をサポートする。
 
 第一弾として5月に、栃木県大田原市が同社のサービスを利用して市民の健康増進施策「ウォーキング推進事業『めざせ300万歩』」を開始する。2002年に制定された健康増進法により、各自治体で様々な施策が進められている。中でもウォーキングは、手軽に取り組めることから自治体・住民共に関心が高い。

 スマホ歩数計は、5月からダウンロードで提供を開始する。自身のスマートフォン(Android、iPhone)に専用アプリをインストールするだけで利用できる。歩数を自動的に記録できるのに加えて、体重、血圧も記録可能。グラフ表示での確認、歩数ランキング情報の閲覧などもできる。実際の歩数にあわせて、自治体内の名所巡りや「奥の細道」「東海道五十三次」の仮想の旅を体験できる。運営側にとっては、少ない負担で参加者数や日々の運動状況を数字で把握できる利点がある。

 初期費用は無料で、月額費用は63万円から。これは基本メニュー1年契約で5000ID分の料金で、オリジナル歩き旅1コースと月1回利用実績報告を含む。オプションとして、歩き旅の新コース追加、利用者アンケート実施、メール配信追加などが有料で可能。対応機種は、Android(Android2.2、Android2.3、Android4.0以降のOSを搭載した端末)、iPhone(iOS5以降)。