図1●XenProjectの新しいロゴ
図1●XenProjectの新しいロゴ
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 米CitrixとThe Linux Foundationは2013年4月15日(現地時間)、Citrixがサポートしているオープンソースの仮想マシンソフト「Xen」を、両者の共同プロジェクトとすると発表した。アドバイザリーボードとして米Amazon Web Services、米AMD、米Bromium、米Calxeda、米CA Technologies、米Cisco、米Citrix、米Google、米Intel、米Oracle、韓国Samsung、米Verizonが名前を連ねる。

 これにともない、公式サイトとして従来のxen.orgに変わり新しくxenproject.orgを立ち上げ、ロゴも変更する。「Xenのユーザーと開発者にとっては、短期的には何も変わらない。長期的にはより多くのコードがXenに貢献されることにつながると確信している」(Xen Project)としている。

 Xenは、英国ケンブリッジ大学コンピュータ研究所で開発されたオープンソースの仮想マシンソフトウエア。2005年にXenの開発者らがXenSource社を設立。2007年に米CitrixがXenを買収し、CitrixはXenの商用版を提供している。

 The Linux Foundationは、Linuxの普及促進を目的とする非営利組織で、Linus Torbalds氏がフェローとして所属している。LinuxベースのオープンソースモバイルOS「Tizen」のコミュニティ「Tizen Project」を、もともとの開発元である米IntelやスウェーデンNokia、韓国Samsungなどから受け入れ運営している。

[Citrixの発表資料]
[The Linux Foundationの発表資料]
[Xen Projectの発表資料]
[Xen Projectによるプロジェクト移行にあたってのよくある質問と回答]