米New York Times米All Things Digitalなどの海外メディアは現地時間2013年4月12日、米Twitterがまもなく音楽サービス用のアプリケーションを公開すると報じた。Twitterはこの新アプリケーションでユーザーの滞在時間を増やしたいと考えている、と伝えている。

 Twitterはすでに専用サイトを開設しており、そこには同社のロゴと「#music」や「まもなく登場」の文字があり、サインイン用のボタンも用意している。これをクリックすると、新サービスがユーザーのタイムラインのツイートをスキャンしたり、プロフィールを更新したり、ツイートしたりできるようになると説明する文章が表示され、そのことを許可するかどうかの確認を求めている。New York Timesはこれについて、友人が聞いている音楽について、Twitterがそのことをユーザーに知らせる機能が提供されることを示唆していると伝えている。

 Twitterの新サービスの存在を示すもう一つの根拠は、同社がオーストラリアの新興企業「We Are Hunted」を買収したことと言われている。We Are Huntedはソーシャルメディア上の会話に基づいてユーザーに音楽を推奨するサービスを提供していた。Twitterは4月11日にWe Are Huntedを買収したことを認めている。またNew York Timesの記者がTwitterに新サービスについて尋ねたところ、We Are Huntedが出した声明を見るよう促されたと同紙は伝えている。

 We Are HuntedのWebサイトでは、同社がTwitterに買収されたこと、これに伴ってサービスを終了し、今後はTwitterの一員として開発を続けていくことを伝えている。

 All Things Digitalによると、Twitterが準備しているのはiOS用のアプリーション。すでに多くのフォロワーを抱える著名人は12日から順次入手可能になっているが、一般ユーザーに提供されるのは1週間ほど後になると伝えている。