使用済みパソコン・ディスプレイの回収・リサイクル実績の推移(単位:台、出典:パソコン3R推進協会)
使用済みパソコン・ディスプレイの回収・リサイクル実績の推移(単位:台、出典:パソコン3R推進協会)
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 パソコン3R推進協会(PC3R)は2013年4月12日、同協会が推進するパソコンの回収・リサイクル事業で、家庭から廃棄される使用済みパソコン(ディスプレイ装置を含む)の2012年度の回収数が前年度比1%増の41万9511台だったと発表した。「PCリサイクルマーク」付きの機器が初めて過半数となった。

 製品カテゴリー別では、デスクトップパソコンが前年度比1.3ポイント減の30.4%。ノートパソコンが同2.8ポイント増の30.0%。CRTディスプレイが同2.9ポイント減の9.6%。液晶ディスプレイが同1.5ポイント増の30.0%。年々、デスクトップパソコンとCRTディスプレイの比率が減り、ノートパソコンと液晶ディスプレイが増えている。

 PCリサイクルマークは、あらかじめ回収・リサイクルの費用が含まれていることを示すマークで、2003年10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼付されている。2012年のPCリサイクルマーク製品の回収率は51.4%で、年度として初めて半数を超えた。

 同協会は今年3月、2003年10月から家庭向けパソコンの累計回収実績が300万台を超えたと発表していた。2013年度は、Windows XPのサポートが2014年4月9日に終了することから、2012年度よりも増加すると見込んでいる。