写真1●画像を表示させたところ。きわめて高精細なので患部を見つけ出す読影効率の向上が見込める
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写真2●アノト製のデジタルペンで画面上に書き込み可能
写真2●アノト製のデジタルペンで画面上に書き込み可能
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 パナソニックは、20型の4K液晶タッチパネルと高精度デジタルペンを搭載した「4K Tablet」をITEM2013 国際医用画像総合展(2013年4月12日~14日、パシフィコ横浜で開催)に参考出品した(写真1)。

 同社はこのタブレットを今年夏頃に商品化する計画だが、その前に様々な業種業態の顧客に新しいビジネス価値を提案する取り組みを開始するとしていた。2.4kgとやや重いので、個人で持ち運んでの利用にはあまり向いていないが、会議室に持ち込んで複数で利用するケースなど設置型機器の置き換え需要などを狙えそうだ。ITEMでは、CTやMRIなどで撮影した医用画像を高精細な4Kタブレットに表示し、複数で閲覧するなどの利用方法を提案していた。

 表示部には、フルHDテレビの縦横2倍以上の4K解像度(3840×2560:983万画素)の20型液晶タッチパネルを採用。アスペクト比は15対10で、A3サイズの紙面をほぼそのまま表示できる。またアノト製のデジタルペンを利用して、画面上に書き込むことが可能(写真2)。

 主なスペックは以下の通り。本体は幅474.5×奥行334.0×高さ10.8mm、重量2.4kg。OSにはWindows8 Pro 64ビット版、CPUにはIntel Corei5 3427U vPro 1.8GHzを採用。無線LAN(802.11a/b/g/n)、Bluetooth(v4.0)に対応している。バッテリー駆動時間は約2時間(内蔵バッテリー使用時)。