米Googleは現地時間2013年4月11日、無効アカウント管理ツール「Inactive Account Manager」を発表した。ユーザーの死亡など、なんらかの理由でアカウントが無効になった場合に、Googleサービス上に保存してあるデジタル資産をどのように処理するか前もってユーザー自身が計画できる。
Inactive Account Managerでは、アカウント無効化後に「Gmail」メッセージなどのデータを削除するよう設定できる。無効化期間は最終サインインから3カ月後、6カ月後、9カ月後、1年後のいずれかを選択する。期限が近づくと電子メールまたはテキストメッセージでアラートが送られる。
また、信頼できる連絡先(人物)を指定しておけば、アカウントが無効になったことが通知され、Gmailをはじめ、「Google+」「Blogger」「Google Drive」「Google Voice」「YouTube」などGoogleサービスからのデータをそちらで受け取ってもらうことが可能。
Inactive Account Managerはアカウント設定ページからアクセス可能。ただし現時点で日本では提供されていない。
米メディアの報道(Washington Post)によると、Facebookではユーザーの死後に家族や友達がそのユーザーのアカウントをmemorialize(追悼申請)できる。いったん追悼アカウントになると、誰もそのアカウントにサインインすることはできない。プロフィール上のコンテンツは、ユーザー本人の投稿時のプライバシー設定に従って、公開されたままの状態になる。遺族はプロフィールの削除を要請できる。
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