写真●パトロールクラリス(PATROLCLARICE)の基本画面
写真●パトロールクラリス(PATROLCLARICE)の基本画面
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 コムスクエアは2013年4月11日、エージェントレスで動作するサーバー監視ソフト「パトロールクラリス(PATROLCLARICE)」(写真)の機能をPingによる死活監視に限定した無償版「パトロールクラリス フリー(PATROLCLARICE FREE)」の提供を開始した。仮想アプライアンス(OVA形式)の形態で配布する。

 同ソフトはエージェントを使わずにリモートからサーバーの稼働状況を監視する。今回の無償版は、監視方法をPing(ICMP ECHO)に限定した簡易版に当たる。監視結果をWebでグラフ化/閲覧できるほか、Ping監視の結果に応じて、管理者へのメール通知、SMNP Trap通知、任意のコマンド起動、外部システムのWeb API(HTTPリクエスト)のキックなど、各種のアクションを起こすことができる。

 なお、監視機能をPing監視に限定していない標準版のパトロールクラリスは、最新版(Ver 3.7.0)を2012年5月に出荷しており、2013年5月に次期版の発表を予定する。標準版ではPing監視のほか、SNMP監視、個々のTCP/IPアプリケーションへの接続テスト、監視対象サーバーにリモートログインした上でのシステム監視やログ監視、---などができる。ライセンスの前提となる監視項目数として、50種類の監視項目を備える。

 パトロールクラリスの価格(税別)は、監視項目数に応じて変わり、監視項目数15個の最小構成時に、18万9000円から。価格の内訳は、初期費用が9万円から、年額が監視項目1種類当たり6600円からで、監視項目の最小契約数は15個。