Facebookのターゲット型広告サービスの新機能「Partner Categories」
Facebookのターゲット型広告サービスの新機能「Partner Categories」
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 米Facebookは現地時間2013年4月10日、ターゲット型広告サービスの新機能「Partner Categories」を発表した。広告主は、Facebook外での購入履歴をベースにしたユーザーカテゴリーごとに広告を配信できる。同日より米国広告主を対象に利用可能にする。

 従来のターゲット型広告は、ユーザーがFacebook上で関心を示したコンテンツに応じて広告を表示していた。Partner Categoriesでは、ユーザーがパソコンやモバイルで購入した製品やブランドに応じて、広告を表示できる。

 Partner Categoriesはマーケティングおよびデータ収集サービスの米Acxiom、米Datalogix、米Epsilonなどからデータ提供を受ける。ただしこれらサードパーティーとFacebookおよび広告主間での個人情報の共有はいっさい行わないとしている。

 当初は500以上の設定済みカテゴリーを用意する。「頻繁にシリアルを購入する人々」「頻繁に冷凍食品を購入する人々」いった具合に分類されている。広告主はカテゴリーの視聴者規模を確認できるが、個人に関する情報にはアクセスできない。

 またFacebookによれば、Partner CategoriesをFacebookの他のターゲット広告ツールと組み合わせることで、より的を絞った広告配信が行えるという。例えばカーディーラーは、コンパクトカーの新車購入を考えている近隣の住民に最適化した広告を配信できる。

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