左からMarc Andreessen氏(Andreessen Horowitzジェネラルパートナー)、Bill Maris氏(Google Venturesマネージングパートナー)、John Doerr氏(KPCBジェネラルパートナー)
左からMarc Andreessen氏(Andreessen Horowitzジェネラルパートナー)、Bill Maris氏(Google Venturesマネージングパートナー)、John Doerr氏(KPCBジェネラルパートナー)
[画像のクリックで拡大表示]

 米Googleは現地時間2013年4月10日、拡張現実(AR)機能を組み込んだめがね型ウエアラブルコンピュータ「Google Glass」に関する開発の支援を目的とした企業連合「Glass Collective」の結成を発表した。

 Glass Collectiveは、Googleの投資部門Google Venturesと、米ベンチャーキャピタルのAndreessen HorowitzおよびKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)の3社が立ち上げた。Glassと連携するサービスやハードウエアなどの開発に取り組む起業家に出資する。

 Glass CollectiveのWebサイトには、「すでに複数の開発者がGlassを使った新たな体験を思い描いており、これらのアイデアに命を吹き込むのを支援したい」と記載されてる。

 支援を申し込む場合は、Google Ventures、Andreessen Horowitz、KPCBいずれかの投資家に連絡をとる。Glass Collectiveとしての連絡窓口を設けない理由として、「電子メールエイリアスを通じて送られてくる膨大な量のメールに目を通すのが難しいことを過去の経験から学んでいるため」と説明し、「直接あるいは関係者を通じて話しを聞いた方がビジョンをよく理解できる」と述べている。

 当初は、米国スタートアップの初期段階における資金援助(シード投資)を手がける。投資基盤が成熟するに従い、投資戦略も拡大する可能性があるとしている。

[発表資料へ]