写真●LibreOffice支援サービス「アドバンストコース」の実習テキストのサンプル
写真●LibreOffice支援サービス「アドバンストコース」の実習テキストのサンプル
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 アシストは2013年4月10日、オープンソース(OSS)のオフィスソフト「LibreOffice」の操作方法を学ぶための研修サービス「LibreOffice支援サービス」を拡充し、応用編となる「アドバンストコース」(写真)を新設した。実習を兼ねた約4時間の研修で、複雑な作業時によく使う機能を習得できるとしている。価格(税別)は30万円。研修場所はオンサイト(ユーザー先)で、20人まで参加できる。

 LibreOffice支援サービスは、OSSのオフィスソフトであるLibreOfficeを対象とした、法人向けの研修サービスである。エンドユーザー向けには「入門コース(eラーニング版)」(関連記事)、「スタンダードコース」、「アドバンストコース」の3種類を用意している。このほか、マクロ開発者向けの「マクロ開発者コース」と、システム管理者向けの「移行担当者コース」を用意している。

 新設したアドバンストコースは、エンドユーザー向けにオンサイトで実施する研修コースの一つであり、既存のスタンダードコースの上位に位置する応用編に相当する。スタンダードコースが基本的な使い方を習得するためにあるのに対して、アドバンストコースでは、基本的な操作ができるユーザーを対象に、知っていると便利な応用操作を学ぶことができる。

 アドバンスドコースはスタンダードコースのように、「Calc」(表計算)、「Writer」(ワープロ)、「Impress」(プレゼンテーション)の三つのソフトの操作方法について、1人1台のパソコン環境と専用テキストによる実習形式で講義する。このため、研修を受けるためには、社内の会議室に、参加者ごとのパソコン環境を用意する必要がある。

 なお、アシストでは、LibreOffice支援サービスの前身となる「OpenOffice.org支援サービス」を2007年6月に開始し、ヘルプデスク、集合研修、eラーニングの各サービスを提供してきた。2011年4月からは、OpenOffice.orgと操作方法などが共通のLibreOfficeの支援サービスを開始、2012年5月からはOpenOffice.org後継の「Apache OpenOffice」を対象とした支援サービスを始めている。現在提供しているコース内容は、LibreOfficeとApache OpenOfficeで共通である。

LibreOffice支援サービス全体の価格表
コース名形式日数価格(税別)
●オンサイトで提供
移行担当者コース講義4時間10万円(5人まで)
スタンダードコース実習4時間30万円(20人まで)
アドバンストコース実習4時間
マクロ開発者コース実習4時間15万円(5人まで)
●eラーニングで提供
入門コース(eラーニング版)eラーニング約2時間(標準)28万7500円(250人まで)