写真●TS5400R1604V5の外観
写真●TS5400R1604V5の外観
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 バッファローは2013年4月10日、ウイルス対策機能を搭載したラックマウント型NAS(ファイルサーバー専用機)の新モデル「TS5400RV5シリーズ」(写真)を発表した。4月下旬から出荷する。ラックマウント型のきょう体とウイルス対策機能の二つの特徴を兼ねたモデルは、同社としては初となる。

 最大の特徴は、ウイルス対策機能(5年間の自動更新ライセンス付き)を搭載したこと。これにより、運用管理コストを低減するためにラックで運用したい、という法人の需要を満たしつつ、共有ファイルのウイルス対策をサーバー側でも実施できるようになる。

 従来、同社がウイルス対策機能を提供してきたNASは、ボックス型のきょう体に限られていた(8ベイのTS5800DV5シリーズなど全9モデル)。現場部門のオフィスなどに設置しやすい形状だが、マシン室やデータセンターでの運用負荷は、ラックマウント型に対して劣っていた。今回、ラックマウント型についてもウイルス対策機能付きのモデルを追加して、製品の選択肢を広げた。

 新モデル(型番はTS5400R1604V5)の主な仕様は、以下の通り。形状は1Uラックマウント型で、前面から装着可能な3.5インチ型のドライブ(物理容量は4Tバイト)を4台(合計で16Tバイト)搭載する。RAID構成は、RAID 0/1/5/6/10が可能。OSはLinuxベース。NAS(CIFS/NFS)としての動作に加えて、iSCSIターゲットストレージとしても利用できる。搭載するウイルス対策ソフトはトレンドマイクロの「Trend Micro NAS Security」。希望小売価格(税込み)は54万6000円。