写真1●FileBlogのWeb画面(Internet Explorer)
写真1●FileBlogのWeb画面(Internet Explorer)
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写真2●FileBlogのWeb画面(iPad)
写真2●FileBlogのWeb画面(iPad)
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 鉄飛テクノロジーは2013年4月9日、ファイルサーバーで管理している文書ファイル群をWebブラウザーを介して検索/閲覧できるようにする文書管理ソフトの新版「FileBlog Ver.3.2.2」(写真1写真2)を発表、同日出荷した。新版ではWebインタフェース画面を刷新し、パソコンとモバイル端末の操作感覚を統一するとともに、表示速度を向上させた。

 Webアプリケーション型の文書管理ソフトである。FileBlogを導入したサーバーの内蔵ディスクやネットワーク上の共有フォルダーを共有ファイル領域として閲覧できるようにする。特徴は、フォルダーツリー操作や文字列全文検索による候補の絞り込み、画像やオフィス文書のサムネイル表示などによって、所望のファイルを素早く見つけ出せるようにしていること。

 新版では、Web画面を刷新した。これにより、主にモバイル端末用のWeb画面を強化し、パソコン用のWeb画面とモバイル端末(iPhone/iPad/Android)用のWeb画面において、同じ感覚で同じ機能を使えるようにしたという。さらに、余計な機能を排除して新たな機能を追加するなど、根本的にWeb画面を見直している。表示速度などのパフォーマンスも追求したとしている。

 例えば、モバイル端末のWeb画面から、ファイルの名前変更/コピー/移動/削除/プロパティ変更などの操作や、写真や動画のアップロードが可能になった。さらに、iPad用のWeb画面については、パソコン用と同様にフォルダーツリーを表示できるようになった。また、モバイル端末のタッチスクリーン操作(スワイプ)によってファイルのプレビューをページ送りできるようになった。

 稼働環境は以下の通り。サーバーソフトはWebアプリケーションとして実装されており、JavaアプリケーションサーバーソフトのApache Tomcatの環境で動作する。全文検索エンジンにはApache Solr(全文検索ライブラリーはApache Lucene)を使う。オフィス文書(Word/Excel/PowerPoint)のプレビュー画像を作成するためには、.NET Framework 3.5が必要になる。サーバーソフトの稼働OSは、Windows XP/Vista/7およびWindows Server 2003/2008/2012。

 価格(税別)の例は以下の通り。年間契約タイプの場合、10ユーザー20万文書で年額6万5000円(初年度)、300ユーザー300万文書で年額143万5000円(初年度)。売り切り型の場合、5000ユーザー500万文書で891万円。

 なお、FileBlogの初期版(関連記事:ファイル・サーバーから所望のファイルをWebブラウザ経由で素早く探すソフト )は、2007年7月に出荷を開始した。その後、2010年9月にiPhone/iPadに向けてモバイル用のWeb画面を追加し、2011年2月の直近版ではAndroidを正式にサポートした。そして今回、Web画面を刷新した。