写真1●QlikView Twitter Connectorの画面(アカウントベースの傾向分析)
写真1●QlikView Twitter Connectorの画面(アカウントベースの傾向分析)
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写真2●QlikView Twitter Connectorの画面(キーワードベースの傾向分析)
写真2●QlikView Twitter Connectorの画面(キーワードベースの傾向分析)
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 アシストは2013年4月9日、個人向けBIソフト「QlikView Personal Edition」の分析テンプレートを拡充し、新たにTwitterの投稿を解析/分析するための「QlikView Twitter Connector」(写真1写真2)を提供開始した。先行して提供を始めたFacebook分析用テンプレート2種に続く第3弾となる。BIソフト、テンプレートともに、アシストのWebページからダウンロードして無償で利用できる。

 QlikView Personal Editionは、現場向けBIソフト「QlikView」(関連記事)の用途を個人利用に限定した無償版。有償版のQlikViewはWeb型で動作し、分析テンプレートや分析結果レポートなどをチーム内で共有できるが、Personal Editionはスタンドアローンで動作し、用途が個人でのデータ分析に限られる。無償版の配布によってQlikViewのユーザー層を広げる狙いがある。QlikViewの開発会社は米Qlik Technologies(日本法人はクリックテック・ジャパン)で、価格(税別)は5ユーザーで250万円。

 BIソフトとしてのQlikViewの特徴は、インメモリー型のデータベースを用いることによって、現場のエンドユーザーが欲する非定型でアドホックなデータ分析を高速に実行できるようにしていること。事前に集計テーブルや分析軸を作成することなく、生の詳細データに対して直観的な思考でデータを検索する(表やグラフをクリックしていく)だけで、目的とする情報を入手できる。

 今回、個人用のPersonal Editionで使える情報分析テンプレートの一つとして、Twitterの投稿を分析するQlikView Twitter Connectorを用意した。同テンプレートは、Twitterのアカウントを用いてTwitterのサーバーに接続し、指定ユーザーの投稿(直近の約3200件)や、それ以外の投稿(直近の約8日間)を取得して取り込み、これを解析してグラフ化する。

 Personal Edition用の分析テンプレートとしては、今回のTwitter向けは第3弾。既存のテンプレートとしては、2012年4月に第1弾の「QlikView Facebook FanPages Connector」(企業のファンページ情報を分析)、2012年9月に第2弾の「QlikView Facebook Insights Connector」(Facebookのアクセス機能であるInsightsの情報を分析)を提供している。