日本IBMは2013年4月8日、営業報酬や代理店手数料などの計算を自動化するソフトウエア「IBM Cognos Incentive Compensation Management V8.0」(Cognos ICM V8.0)を発表した。同日より発売する。

 Cognos ICM V8.0は、IBMが2012年4月に買収を発表したVaricent Softwareが提供していた製品の最新版。具体的な機能としては、営業報酬制度の設計や管理をする「インセンティブ・報酬制度管理」、営業スタッフの担当区域の割り当てや売上計上ルールの策定などを支援する「テリトリー管理」、個人やチーム、代理店での売り上げ目標やノルマの配分などを設定し管理する「売上目標管理」、代理店の認定や手数料を管理する「販売チャネル管理」などがある。

 基幹システムから売上データなどを取得し、入力された計算式に従って営業報酬や代理店手数料を自動計算するため、利用者にプログラミングの知識は必要ないという。

 Cognos ICM V8.0は、オンプレミス版とクラウド版で提供する。価格は支払い対象者数が500人の場合で、オンプレミス版が約5000万円、クラウド版が月額約100万円となる。