日本ヒューレット・パッカードは2013年4月8日、東日本大震災で首都圏に避難している被災者向けに、無料のパソコン講座を開催すると発表した。
被災者のパソコン関連のスキルアップを図り、就職活動などを支援するのが狙い。講座では3回にわたり、WordやExcelの基本操作や、ビジネス文書の作成方法を教える。4月20日、5月11日、6月8日の土曜日に開催する予定。各回の内容は独立しており、各回個別に受講することも可能。
対象は、首都圏に避難してきている被災者で、パソコンの操作がある程度できる人。定員は各回12人となっている。開催場所は東京都江東区にある日本HPの本社。
主催は日本HPで、NPO法人「育て上げ」ネット、江東区社会福祉協議会、東雲の会、日本マイクロソフトが協力する。東雲の会は、江東区東雲の公務員宿舎「東雲住宅」に居住する被災者の自治組織。
日本HPが同じような主旨の無料パソコン講座を実施するのは、これが2回目。2012年10月から12月に無料のパソコン講座を開催した(写真)。講師は日本HPの社員で構成するボランティアグループ。全5回からなる講座には合計で50人の受講生が参加した。日本HPによれば2012年の講座が好評で、それを受けて第2弾の講習を実施することにした。2012年の講座の受講者は東雲住宅に居住する被災者が中心だったが、第2弾の今回は東雲住宅に限らず広く募集する。
参加の申込先は「育て上げ」ネットで、電話番号は042-527-6051、受付は日曜日と祝日を除く10時から17時。