写真●T1700-LED-Jの外観
写真●T1700-LED-Jの外観
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 ラリタン・ジャパンは2013年4月4日、ラック内にある複数のサーバー機をKVMスイッチ経由で一括操作するための専用パソコン(KVMドロアー)の新機種「T1700-LED-J」(写真)を発表、同日出荷した。既存機種と比べ、フルHD解像度で操作性を高めたほか、LEDバックライトで消費電力を削減した。価格(税別)は、25万円。

 KVMドロアーの新機種である。最大の特徴は、フルHD解像度(1920×1080ドット)のワイド型液晶ディスプレイ(大きさは対角17インチ)を搭載したこと。解像度が高く横に広いため、複数のウインドウを開いた時の作業効率に優れるとしている。もう一つの特徴は、液晶ディスプレイのバックライトにLEDを採用して省電力を図ったことである。

 これに対して、既存機種「T1700-JP」(対角17インチ、価格は18万円)と「T1900-JP」(対角19インチ、価格は21万円)は、解像度が1280×1024ドットのスクウエア型で、バックライトは通常の冷陰極管(CCFL)を採用している。

 新機種の主な仕様は、以下の通り。ラック収容時の大きさは1Uラックマウントで、幅434×奥行569×高さ43.5ミリメートル。重さは12キログラム。AC電源(AC100~200V)を内蔵。キーボード/マウスは、104キーボードとタッチパッド。KVM接続はKVM専用ケーブルまたはVDI。パススルー対応のUSB 2.0ポートを備える。