日立製作所は2013年4月3日、サーバーやストレージ、通信ネットワーク機器などプラットフォーム関連製品の製造を再編すると発表した。日立およびグループ会社2社に分散する国内の製造機能を、2013年10月1日付で1社へ集約する。

 具体的には、日立コンピュータテクノロジー&マニュファクチャリングのプリント基板への電子部品実装から装置組み立てまでの製造工程を、会社分割により日立ストレージマニュファクチャリングへ承継し、承継会社の名称を日立情報通信マニュファクチャリング(仮称)に変更する。さらに、日立の情報・通信システム社通信ネットワーク事業部におけるこれらの製造工程も、承継会社である日立情報通信マニュファクチャリングに業務移管する。

 日立では「今回の再編により、サーバやストレージ、通信ネットワーク機器などの製造機能を集約し、国内における製造体制の最適化を図る」としている。

 日立は2012年4月1日に、サーバーやストレージ、通信ネットワークなどの事業部統合・再編行っている。また、2013年4月1日には、装置設計、LSI設計、組込みソフトウエア開発などを担うエンジニアリング会社2社を集約するなど事業体制の再編を進めている。