SAPジャパンは2013年4月2日、モバイルコンテンツ管理ソフトウエア「SAP Mobile Documents」を発表した。同日よりクラウド版とオンプレミス版の提供を開始し、2013年第2四半期中にはハイブリッド版も提供する予定。

 SAP Mobile Documentsは、社内コンテンツの集中管理やセキュリティポリシーを強化するためのソフトウエア。セキュリティポリシーに基づいて、アクセス権限やフォルダ単位のパスワード、有効期限などを設定できる。

 SAPのモバイルデバイス管理ソフトウエア「SAP Afaria」との連携も今後サポートする。これにより、モバイル端末からアプリケーションやコンテンツなどの統合管理ができるほか、ユーザーごと、またはドキュメントごとのセキュリティポリシーも設定できるようになる。

 ユーザーは、複数のモバイル端末間でファイルを同期できる。ファイルはワンクリックでオフライン利用できるよう端末に保存され、端末がオンラインになったときに自動的に最新の状態に同期される。特定のグループ内でのファイル共有も可能で、共有フォルダには共有するユーザーの範囲や期間、パスワードなどを設定できる。

 SAP Mobile Documentsの価格は、クラウド版、オンプレミス版ともに個別見積もり。