写真1●RICOH TAMAGO Idea Cardの参加者側画面の例
写真1●RICOH TAMAGO Idea Cardの参加者側画面の例
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写真2●RICOH TAMAGO Idea Cardの司会者モード画面の例
写真2●RICOH TAMAGO Idea Cardの司会者モード画面の例
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 リコーは2013年4月1日、iPad向けアプリケーションの「RICOH TAMAGO Idea Card(タマゴ アイデアカード)」を公開したと発表した。公開開始日は3月31日。iPadのApp Storeからダウンロードできる。価格および利用料金は無料。

 TAMAGO Idea Cardは、無線LAN環境下にあるiPadユーザー同士でアイデアを交換するためのアプリ。リコーは「アイデアを付せんに書き込み、模造紙に貼ってアイデアをまとめていくというブレインストーミングのプロセスを、ペーパーレス環境で実践できるようした」としている。

 使い方としてはまず、進行役となるユーザーが、アプリの「司会者モード」で会(部屋)をあらかじめ設定しておく。一方、参加者はアプリの初期画面から、司会者が設定した会(部屋)に接続して、手元のiPadでアイデアメモを「カード(付せん)」に執筆(写真1)。書いた付せんを司会者のiPadに送信する。iPad内に保存された画像を付せんに貼り付け、その上に手書きメモを書いて送ることも可能という。

 司会者モードのiPadでは、参加者から送られてきた付せんを操作してグルーピングしたり、グループ化した付せんに手書きのメモを書き加えたりといった操作ができる(写真2)。会議における使い方として、司会者モードの画面をiPadの外部モニター出力を使ってプロジェクターで投影したり、リコー製の「インタラクティブ ホワイトボード D5500」などに表示させたりすることを提案している。

 同時接続できるiPadの台数は無制限だが、付せんの数が増えると司会者モードのiPadの動作が重くなる。リコーでは司会者1台、参加者6台までの台数構成で動作確認をしているという。