米Googleは現地時間2013年3月28日、「Open Patent Non-Assertion(OPN)Pledge」と呼ぶ公約を発表した。オープンソースソフトウエア(OSS)に対する特許攻撃の脅威を減らすために、一部特許について、訴訟を起こさないことを宣言するもの。

 GoogleはOPN Pledgeにおいて、「特定の特許に関して、OSSを開発、配布、使用する個人および組織を、相手から先に提訴されない限り、訴訟などの法的行動を起こすことはない」とし、同公約の対象とする特許(Pledged Patents)のリストも公開した。

 リストには、分散データ処理技術「MapReduce」に関する10件の特許が含まれる。Pledged Patentsは今後さらに拡大していく予定だという。

 OPN Pledgeは、OSSの開発と導入を促進しつつ、特許保持者が訴訟攻撃に対抗できるよう保護することを目指す。GoogleはOPN Pledgeに賛同している企業および組織として、米Cloudera、米IBM、米Open Invention Network(OIN)などを挙げている。

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