図1●スマートフォン出荷台数の推移・予測(出所:MM総研、2013年3月予測)
図1●スマートフォン出荷台数の推移・予測(出所:MM総研、2013年3月予測)
[画像のクリックで拡大表示]
図2●スマートフォン契約数の推移・予測(出所:MM総研、2013年3月予測)
図2●スマートフォン契約数の推移・予測(出所:MM総研、2013年3月予測)
[画像のクリックで拡大表示]
図3●スマートフォンOS別契約数シェア(出所:MM総研)
図3●スマートフォンOS別契約数シェア(出所:MM総研)
[画像のクリックで拡大表示]

 MM総研は2013年3月28日、携帯電話市場の出荷台数と契約数の予測を発表した。2012年度の携帯電話出荷台数は4080万台でスマートフォン出荷台数比率は71.0%の見通し。OS別契約数ではAndroidがiOSを抜き22.9%増の63.3%、iOS(iPhone)が14.8%減少の34.8%となった。

 2012年度の携帯電話出荷台数は前年比4.5%減の4080万台の見通し。うちスマートフォン出荷台数は前年比19.9%増の2898万台で、総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は71.0%となる。

 2013年度以降のスマートフォン出荷台数(スマートフォン出荷台数比率)は2013年度が3160万台(76.3%)、2014年度が3430万台(80.3%)となり、スマートフォン出荷台数比率が8割を超えると推定している(図1)。2015年度の出荷台数は3340万台(81.3%)、2016年度が3580万台(83.4%)、2017年度が3530万台(84.4%)の予測。

 スマートフォン契約数は2013年1月末に4000万件を超え4061万件となり、2013年3月末には4337万件に達する見込み。2013年3月末のフィーチャーフォン契約数は7324万件、合わせた携帯電話契約数は1億1661万件と予測している。

 2013年度以降のスマートフォン契約数(スマートフォン契約比率)は、2014年3月末が5915万件(49.3%)、2015年3月末が7112万件(58.1%)となり、2014年度中にはスマートフォン契約数が過半数に達する見通し(図2)。2016年3月末の契約数は8034万件(64.5%)、2017年3月末は8778万件(69.4%)、2018年3月は9383万件(73.2%)と予測している。

 LTE(TD-LTE含む)対応スマートフォンの契約数は2013年3月末で1608万件の見通し。2018年度にはLTEが8953万件(スマートフォン契約数の95.4%)まで拡大すると予測する。

 OS別では、2013年1月末のスマートフォン契約数4061万件のうち、Androidの契約数が2570万件(63.3%)、iOS(iPhone)が1412万件(34.8%)で、2強による寡占状態になっている。その他OS(Windows・BlackBerry)は79万件(1.9%)。Androidのシェアは2011年3月(40.4%)から22.9%増加している一方、iOSは2011年3月(49.6%)から14.8%の減少となっている(図3)。

[発表資料へ]