写真1●Citrix AppDNA6.2の標準RAG(赤-Red、黄-Amber、緑-Green)画面
写真1●Citrix AppDNA6.2の標準RAG(赤-Red、黄-Amber、緑-Green)画面
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写真2●Citrix AppDNA6.2の詳細レポート(アプリケーション個別の移行阻害要因と修正方法)
写真2●Citrix AppDNA6.2の詳細レポート(アプリケーション個別の移行阻害要因と修正方法)
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 ネットワールドは2013年3月28日、Windows XP上で稼働している業務アプリケーションをWindows 7/8やアプリケーション仮想化環境(XenApp/App-V)へと移行する作業を支援するサービス「アプリケーション移行診断サービス」の提供を開始した。移行先の環境でも問題なく動作するかどうかの互換性を診断し、修正が必要なものについては修正箇所と修正内容をレポートする。

 サービスの提供価格(税別)は、最大5個のWindowsアプリケーションに対して、1つの移行先を指定できる「スターターサービス」で、30万円。ユーザーは、ネットワールドに対してアプリケーションのインストーラーを提出するだけで、サービスを利用できる。ネットワールドは、ユーザーに対して、診断結果のレポートを見せながら、口頭で内容を説明する。

 同サービスには、シトリックス・システムズ・ジャパンの互換性診断ソフト「Citrix AppDNA 6.2」(関連記事)を利用する。同ソフトは、Windows XP上で稼働している業務アプリケーションがWindows 7/8やXenApp/App-V環境で動作するかどうかを判断するソフトである。互換性の程度を緑/黄/赤で色分けする標準RAG画面(写真1)や、アプリケーション個別の移行阻害要因と修正方法を指示する詳細レポート(写真2)などを得られる。

 スターターサービスの利用に当たってはCitrix AppDNAのライセンスは要らないが、Citrix AppDNAのライセンスを購入することを前提としたサービスも提供する。この場合、判定するWindowsアプリケーションの数や移行先の数を限定せずに利用できる(Citrix AppDNAのライセンスがアプリケーションの数に依存する)。さらに、Citrix AppDNAのライセンスを購入した場合、詳細診断レポートを英語から日本語に翻訳して提出する「詳細レポーティング翻訳サービス」も有償で利用できる。