写真●モバイル統合アプリケーション for Androidの画面
写真●モバイル統合アプリケーション for Androidの画面
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 富士ゼロックスは2013年3月27日、PDFや画像など業務で利用する文書ファイルをAndroidタブレット端末で運搬/閲覧できるようにしたスタンドアローン型のユーティリティーソフト「モバイル統合アプリケーション for Android」(写真)を発表した。4月10日に販売を開始する。iPad向けの既存ソフト「同for iOS」のAndroid版に当たる。価格(税別)は、最小構成の5ユーザーで5万円、1000ユーザーで430万円など。

 モバイル統合アプリケーション for Androidは、Android 4.0上にインストールして利用する専用アプリケーション型の文書管理/閲覧ソフト。管理サーバーを必要とせず、スタンドアローンで動作する。Windowsのフォルダー/ファイル表示画面のようなユーザーインタフェースを備えており、任意のファイルデータを取り込んでフォルダーツリーで管理する。ドラッグアンドドロップ操作でファイルを移動/コピーできる。

 PDFについては、サムネイル表示のほか、アプリケーション内での閲覧/編集/ページ入れ替え、手書き文字の上書き加工やハイライトのマーキング、などが可能である。これにより、既存の文書をベースに、営業資料などをカスタマイズして作成できる。また、同社の文書形式であるDocuWorksについては、外部ビューアー「DocuWorks Viewer Light for Android」と連携し、文書閲覧や編集(付箋の添付など)ができる。

 外部システムとの間でファイルデータをやり取りできる。具体的には、任意のWebDAVファイルサーバーや、富士ゼロックスのオンライン型フォルダーストレージサービス「Working Folder」に接続し、ネットワーク経由でファイルを出し入れできる。複合機でスキャンしたPDFデータ/画像をこれらに格納すれば、これらを介してファイルを取り込める。また、電子メールのファイル添付や、富士ゼロックスの文書管理サーバーソフト「DocuShare 6.6.1」とのファイルのやり取りも可能である。