地上放送RMP管理センター(TRMP)は2013年3月27日、全国すべての地上テレビ放送局(合計179局)において、新コンテンツ保護方式の運用が開始されたと発表した。

 全国のすべての放送局が従来のB-CAS方式に加えて新コンテンツ保護方式にも対応するサイマルクリプト運用が開始された。この結果、地上波を受信できる地域では、新方式の鍵情報を受信できる。

 新方式は、物理的なICカードは使用せず、暗号化した信号を復号する仕組みを受信機に内蔵できる点が特徴である。現時点において新方式対応受信機は市販されていないが、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末、カーナビ、パソコン、ゲーム機をはじめ、多種多様なフルセグ受信機が低廉かつ容易に実現できると期待されている。TRMPは、「多くの受信機メーカーにおいて精力的に開発が進められている」「2013年度早々にも対応受信機の登場が期待される」としている。

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