ドイツDeutsche Telekomの米国子会社T-Mobile USAは現地時間2013年3月26日、米Appleのスマートフォン「iPhone」を4月に販売すると発表した。米国では既に米AT＆T、米Verizon Wireless、米Sprint NextelがiPhoneを販売しており、これで4大キャリアすべてがiPhoneを扱うことになる。
T-Mobileは昨年12月、「Apple製品を2013年に投入にすることで合意した」とAppleとの提携を発表したが、どの製品であるかは明らかにしていなかった（関連記事：T-MobileもiPhoneを来年発売か、Appleが米4大キャリア制覇へ）。
T-Mobileは、4月12日に「iPhone 5」の販売を開始する。他のキャリアのように2年契約を条件とするのではなく、購入者は頭金99.99ドルに加え、月額20ドルを24カ月間支払う。iPhone 5はT-MobileのHSPA＋およびLTEネットワークで利用可能。
iPhone 5には同日発表した新たなサービスプラン「Simple Choice Plan」を用意する。Simple Choice Planは月額料金50ドルで、無制限の通話とテキスト、500Mバイト（高速ネットワークの場合）のデータ通信が利用可能。月額70ドル払えば無制限のデータ通信が行える。2台目を登録するには1カ月当たり30ドル追加、3台目以降は1台につき10ドルの追加となる。
またT-MobileはSimple Choice Planを通じてiPhoneの旧機種「iPhone 4S」および「iPhone 4」も販売する。iPhone 4Sは頭金69.99ドルと月額20ドル（24カ月）、iPhone 4は頭金14.99ドルと月額15ドル（同）で提供する。
