写真●Googleが公開したGoogle Glassの外観
写真●Googleが公開したGoogle Glassの外観
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 米Googleは現地時間2013年3月26日、拡張現実(AR)機能を組み込んだめがね型ウエアラブルコンピュータ「Google Glass」(写真)の試験利用者の選考が終わったことを明らかにした。

 Google Glass(関連記事:Google、SXSWでGoogle GlassのAPI仕様について詳細を説明)の開発プロジェクト「Project Glass」は、商品化前に開発者にテストしてもらうことを目的としてGoogle Glassの「Explorer Edition」を提供する早期導入プログラム「Explorer Program」を展開している。Project GlassはExplorer Programを消費者にも拡大するため、Explorer Editionを入手できるコンテストを2月後半に実施した。米国在住の消費者を対象にGoogle Glassの創造的な使い方のアイデアを募集し、このたび応募者の中から当選者を決定した。

 当選者には同社のSNS「Google+」またはミニブログサービス「Twitter」を介してExplorer Programへの参加招待状が送られる。

 またGoogleは、企業からも複数の応募があったことを明らかにし、「現在Explorer Programは個人のみに提供しているが、法人向けの別の手段も検討する」としている。

 米メディアの報道(USA Today)によると、コンテストによる当選者数は約8000人にのぼる。なお当選者にはExplorer Programに参加する資格が与えられるものであり、Google Glass Explorer Editionを手に入れるには1500ドルを支払う必要がある。

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