写真●PUMP PAPERLESS MEETINGの画面(出典:シアンス・アール)
写真●PUMP PAPERLESS MEETINGの画面(出典:シアンス・アール)
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 シアンス・アールは2013年3月25日、画像変換エンジンによって各種のドキュメント形式を扱うことができるAndroid/iOS向けペーパーレス会議ソフト「PUMP PAPERLESS MEETING」(写真)を発表、同日出荷した。価格(税別)は30ユーザーで135万円から。開発会社は、韓国のBTB Solution。

 PUMP PAPERLESS MEETINGは、スマートデバイス(Android/iPhone/iPad)向けのペーパーレス会議ソフトである。個々のデバイス上で動作する専用のクライアントアプリケーションと、サーバー機側で動作するコンテンツ管理サーバーソフトで構成する。管理サーバーにはWebブラウザーでアクセスし、会議で使う文書の登録や会議の招集/開催、会議終了後の文書管理などができる。

 発言者の画面操作や手書き情報を参加者全員の画面に同期させる機能、発言者の切り替えなど、一般的なペーパーレス会議ソフトに求められる機能を一通り備える。また、デバイスの認証機能や会議終了時のデータ消去、会議中の画面キャプチャー/印刷の禁止など、デバイスからの情報漏えいを防止するセキュリティ機能も提供する。

 特徴の一つは、各種の形式の文書ファイルを登録/共有できること。これら文書をサーバー側で画像に変換してデバイスに配信する仕組みを採用しており、文書ファイルそのものをデバイスに配信するわけではない。この仕組みによって、Office、PDF、HTML、JPEG、MP4など各種形式のデータを会議で共有する元データとして利用できる。

 もう一つの特徴は、マルチデバイスで動作すること。Android(2.3以降)とiOS(5.0以降)のいずれのデバイスからでも会議に参加できる。両デバイスが混在した環境で会議を遂行できる。1件の会議に参加可能なデバイスは最大1000台である。

 サーバーの稼働環境は以下の通り。OSは、Windows、Linux、Solaris、HP-UX、AIX。データベース管理システムとしてMySQL、SQL Server、Oracle Databaseなどが必要。Office文書を画像に変換して会議資料を作成する際には、サーバー上にOfficeが必要になる。