岐阜県関市と楽天は2013年3月25日、岐阜県関市立関商工高等学校(関商工高校)と関市立図書館に、電子ブックリーダー「kobo Touch」を導入することに合意したと発表した。4月より、関商工高校に1150台、関市立図書館に100台を導入する。

 関商工高校では、学校管理の下、在校生1人に1台を配布する。学校内に「読書推進委員会」を設け、同校の朝読活動で利用するほか、授業での利用も検討する。生徒は同校での学業が修了するまでkobo Touchを利用できる。

 また、関市立図書館では、市民に向けて電子ブックリーダーを通じた新たな読書スタイルを提案するとともに、書籍と同様に貸し出しも行う。導入後はコンテンツの利用状況を調査し、毎月「読書の日」に人気のコンテンツを発表する。

 楽天と関市は、2010年よりインターネットを通じた地域活性を推進する「まち楽プロジェクト」で包括連携協定を締結しており、今回のkobo Touch導入も連携協定の一環となる。楽天では、これまでにも立命館宇治中学校・高等学校にkobo Touchを導入しているが、市および図書館での導入は国内初だという(関連記事:立命館宇治が中高生1600人に楽天のkobo Touchを配布)。