テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を運営するユー・エス・ジェイは、NECの提供するプリペイド型パーク内専用電子マネーソリューションを導入し、電子マネーサービス「ワンダー・マネー」を3月31日から開始する。NECが2013年3月25日に発表した。

 ワンダー・マネーは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン スマートフォン公式アプリの新メニューを利用してパーク内の買い物ができるプリペイド型電子マネーサービス。電子マネーの決済データや取引情報を管理する「電子マネーサーバ」と、利用者が電子マネーをチャージし利用する「モバイルウォレット」、販売員が電子決済時に利用する「電子マネー端末」で構成される。

 ユー・エス・ジェイは、ワンダー・マネーでレジカウンターの混雑緩和を目指す。また、ワンダー・マネーと連動したポイントサービスやパーク内店舗のクーポン配信サービスなども実施する。

 まずは、3月31日よりNTTドコモのAndoroid搭載スマートフォンからサービスを開始する。その後、順次全キャリアとiOSへの展開を予定している。

 なお、サービスを開始した段階では、スマートフォンの画面に表示されるバーコードをスキャンする方式で決済する。今後は電子マネー端末に非接触ICリーダーを接続した非接触通信(NFC)による電子決済を進める予定。また、サービスを提供するインフラとして、Android搭載タブレット「LifeTouch L ビジネス向けモデル」を利用したモバイルPOSも導入する予定だ。