日本システムウエア(NSW)は2013年3月21日、1Gバイト当たり月額45円と低価格な遠隔バックアップサービスをセットにしたファイルサーバー機「irukabox」のラインアップを拡充し、新たに仮想アプライアンス版の販売を開始した。仮想アプライアンス版はハードウエア版とは異なりレンタルでの提供に限るが、ハードウエア版よりも安価にレンタルできるのが特徴である。

 ユーザー企業側にファイルサーバー機を設置し、このデータをNSWのクラウドストレージで遠隔バックアップする。この仕組み一式をセットにして提供する。特徴は、クラウドストレージの使用料金(税別、以下同)を、1Gバイト当たり月額45円に抑えたこと。初期容量(最小構成)は500Gバイト(2万2500円)で、これ以降は1Gバイト単位で追加拡張できる。

 従来、ファイルサーバー機の提供形態に応じて、(1)「ゲートウエイレンタルモデル」と(2)「ゲートウエイ購入モデル」の2つを提供していた。今回新たに(3)「仮想アプライアンスモデル」(提供方法はレンタル)を追加した。

 それぞれのモデルの提供形態と価格の詳細は、以下の通り。なお、いずれのモデルであっても、クラウドストレージの利用料金(1Gバイト当たり月額45円、初期容量500Gバイト)は共通であり、ファイルサーバー機の導入費用が異なっている。

 (1)のゲートウエイレンタルモデルは、ハードウエアのファイルサーバー機をレンタル方式で提供する。レンタル費用は、クラウドストレージの利用料金(2万2500円)を含んで、月額7万5000円。

 (2)のゲートウエイ購入モデルは、ハードウエアのファイルサーバー機を初期に一括購入する。購入費用は、95万円から。購入してしまえば、それ以後はクラウドストレージの利用料金(2万2500円)だけで運用できる。

 (3)の仮想アプライアンスモデルは、VMware仮想アプライアンス版のファイルサーバー機をレンタル方式で提供する。レンタル費用は、クラウドストレージの利用料金(2万2500円)を含んで、月額4万5000円。