画面●Bingで「the tallest building in Japan」を検索したところ。東京スカイツリーの写真やWikipedia解説などを一覧できる
画面●Bingで「the tallest building in Japan」を検索したところ。東京スカイツリーの写真やWikipedia解説などを一覧できる
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 米Microsoftは現地時間2013年3月21日、検索エンジン「Bing」における「Snapshot」機能の強化を発表した(画面)。オンライン百科事典「Wikipedia」やビジネス向けSNS「LinkedIn」などから得た関連情報を提供する。

 Snapshotは、同社が昨年6月にBingのデザインを刷新した際に、検索結果の中央カラムに実装した機能。たとえばホテルを検索すると、地図、室内の写真、チェックイン/チェックアウト日を選択するツールなどが表示され、検索結果のリンク先に移動することなく詳細情報を1カ所で確認できる。

 Snapshotの強化により、人物の検索が向上した。新しい同僚について検索すると、LinkedInなどで公開されている情報から、その人の出身校や職歴、関連のある人々などを表示する。有名人を検索すると、Wikipediaに掲載されている情報に加え、「Facebook」「Twitter」「Klout」における公式ページにも手軽にアクセスできる。関連のある人物のサムネイルにカーソルを合わせると、どのような関係であるか説明するウインドウが現れる。

 場所の検索では、検索対象に応じてさまざまな関連情報をまとめて提供する。例えばエベレストを検索すれば、Wikipediaからの説明、標高、地理的位置に加えて登頂者などの情報が出る。特定の都市を検索すれば、都市の概要や人口、近くの空港、観光地といった情報を得られる。

 さらにBingでは、会話するのと同様の自然な言葉で質問して適切な回答を得られるようにした。「what is the highest mountain in the world(世界で最も高い山は)」「the tallest building in the world(世界で最も高いビルは)」「who played Morpheus in The Matrix(映画MatrixでMorpheus役を演じた俳優は)」などと入力して検索を実行することが可能。

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