米J.D. Power and Associatesが現地時間2013年3月21日に公表した米国のスマートフォン顧客満足度調査によると、2012年7~12月の期間に最も満足度が高かったメーカーは米Appleだった。Appleは、1年に2回行われているこの調査で9回連続でトップとなった。

 調査は今使っているスマートフォンを過去1年以内に購入したという米国消費者を対象に行い、9767人から回答を集めた。性能、操作性、スタイリング/デザイン、機能などの項目について尋ね、J.D. Power and Associates独自の指標を用いて測定した。

 Appleの評価点は1000点満点中855点となり、前回調査の849点を上回った。iPhoneはスタイリング/デザインと操作性の満足度がとりわけ高かった。

Nokia、Samsung、Motorolaが続く

 2位はフィンランドNokiaの795点で、全メーカーの平均得点から1点下回った。この後、韓国Samsung Electronicsの793点、米Motorola Mobilityの792点、台湾HTCの790点、韓国LG Electronicsの744点、カナダBlackBerryの732点と続いた。

 メーカー全体の平均得点は1年前の調査から22点増の796点。これは機能やサービスが拡充し、OSとサードパーティーのアプリケーションが継ぎ目のない利用体験を提供するようになったからではないかとJ.D. Power and Associatesは分析している。

 またどの項目の満足度も前年の調査から上昇したが、性能に関する満足度が26点増と最も伸びた。これはOSの信頼性、CPUの性能、カメラの画質が大幅に向上したためとしている。一方でスマートフォン利用者全体の17%がソフトウエアあるいはハードウエアについて何らかの不具合を経験しているという。

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