「日本Qtユーザー会」が2013年3月20日、発足した。アプリケーションフレームワーク「Qt(キュート)」の日本国内での情報発信を目的とする。参加資格はなく、運営メーリングリストを購読している人すべてが実質メンバーとなり、運営を進める。

 Qtは、C++で記述されたGUI向けアプリケーションフレームワーク。Windows、Linux、Mac OSなどクロスプラットフォームで動作することが特徴だ。Android用も提供されており、この3月には、iOSのプレビュー版が公開された。スマートフォン向けアプリケーション開発環境としても注目されている。

 オープンソース版と商用版が提供されている。開発は、ノルウェーNokiaからQt事業を2011年に買収した、フィンランドDigiaが進めている。Digiaには日本の社員がいないため、今回元ノキア・ジャパンの有志が、日本語での情報発信とサポートを目的にユーザー会を設立した。Twitterでの交流、勉強会、イベントでの発表やブース展示による情報発信を進める。

 最初の活動として、関東Qt勉強会を3月23日に開催する予定である。