IDC Japanは2013年3月21日、国内における携帯電話端末の2012年の出荷台数の調査結果を発表した。2012年通期では、スマートフォンとフィーチャーフォンを合計した「携帯電話端末」市場で、アップルが市場シェア23.3%を獲得して史上初の首位となった。2位は同18.0%の富士通、3位は14.0%のシャープだった()。

2012年の国内における携帯電話端末の出荷台数ベンダー別シェア
2012年の国内における携帯電話端末の出荷台数ベンダー別シェア

 年間出荷台数の合計は前年比6.4%増の4040万台。2008年以来4年ぶりに4000万台を超えた。スマートフォンは同29.2%増の2848万台となり、携帯電話全体の70.5%を占めるまでに至った。2011年は52.8%だったので、前年に比べて18ポイント近く増加した。

 2012年第4四半期に期間を区切ると、携帯電話端末出荷台数は前年同期比6.3%増の1133万台。ベンダー別の出荷台数シェアはアップルが32.8%で首位。2位は13.7%のシャープ、3位は11.4%の富士通、4位は9.6%のソニー、5位は7.5%のサムスン電子だった。

 同期間のスマートフォン出荷台数は前年同期比29.2%増の883万台。ベンダー別シェアは1位がアップル(42.1%)、2位がソニー(12.3%)、3位がシャープ(12.1%)、4位が富士通(9.8%)、5位がサムスン電子(8.8%)だった。