画面1●「iOS 6.1.3」へのアップデート
画面1●「iOS 6.1.3」へのアップデート
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画面2●「iOS 6.1.3」で改善された地図アプリ。交差点名などの表示が追加された
画面2●「iOS 6.1.3」で改善された地図アプリ。交差点名などの表示が追加された
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 米Appleは現地時間2013年3月19日、同社のモバイルデバイス(iPhone/iPad/iPod touch)向けOSの最新版「iOS 6.1.3」の提供を始めた(画面1)。「ソフトウェアアップデート」機能を使って、無償でダウンロード・インストールできる。

 主な修正点は、日本向けの地図(マップアプリ)を改善したことと、パスコードロックを迂回されるセキュリティ上の脆弱性を修正したことの2点。

 地図に関しては、クラウド環境で管理されている地図データについては3月12日までに先行して改善されていた(関連記事:iOS 6のマップアプリが改良、位置の正確さが向上も競合アプリとは開き)。今回のアップデートを適用すると、信号機や交差点名が表示されるなど、さらに細部に改善がみられる(画面2)。ただし、店舗名などスポット情報の貧弱さや不正確さといった地図データの品質そのものについて、3月12日時点から変化はない。

 パスコードロックに関して、従来版iOSでは、一定の手順で操作をすると4ケタのパスコードを知らない第三者がデバイスの中身を閲覧できてしまうセキュリティ上の問題があった。iOS最新版ではこれを修正した。ただし、インターネット上では新たなパスコードロック迂回手法も出回っており(関連記事)、最新版にアップデートしても完全に問題が解消されるわけではないようだ。