米マイクロソフトの情報
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 米マイクロソフトは2013年3月18日(米国時間。以下同じ)、Windows 7 Service Pack 1(SP1)を、Windows Updateの自動更新機能を使って配信することを明らかにした。配信開始は3月19日。自動更新機能を有効にしているWindows 7パソコンでは、同日以降、SP1が順次適用される。

 サービスパック(SP)を適用していないWindows 7(Windows 7 RTM)のサポートは、2013年4月9日に終了する。同日以降は、脆弱性が見つかった場合でも、SP未適用のWindows 7に対するセキュリティ更新プログラム(パッチ)は提供されなくなる。

 そこで同社では、サポート終了の3週間前となる3月19日から、Windows 7 SP1の自動配信を開始する。数週間かけて、SP未適用のWindows 7パソコンに対して順次配信する。

 Windows 7 SP1が公開されたのは2011年2月22日。今までも、Windows Updateやダウンロードセンターからインストールできたが、ユーザーによる更新作業が必要だった。今回の自動更新機能を使った配信開始により、ユーザーが何もしなくてもSP1が適用されるようになる。

 なお、自動更新機能は初期設定で有効だが、ユーザーが無効にしている場合には、SP1は自動的には適用されない。Windows Updateなどから手動で適用する必要がある。

 マイクロソフトでは、SP1未適用のWindows 7ユーザーに対して、十分なディスク容量を用意しておくこと、ノートパソコンでは電源を接続しておくことなどを呼びかけている。同社の情報によれば、32ビット版のSP1には750MB、64ビット版のSP1には1050MBのディスク容量が必要だとしている。

 ちなみに、Windows 7自体のサポート終了は2020年1月14日。最新のSPを適用しているWindows 7に対しては、同日までパッチが提供される。