インターネットの先駆者達に第1回Queen Elizabeth Prize for Engineering(クイーンエリザベス工学賞)が贈られることが決定した。英クイーンエリザベス工学賞財団が現地時間2013年3月18日に発表した受賞者は、Webを発明したTim Berners-Lee氏をはじめ、通信プロトコル開発に貢献したRobert Kahn氏、Vinton Cerf氏、Louis Pouzin氏と、「Mosaic」ブラウザーを開発したMarc Andreessen氏の5人。

 受賞者は合計100万ポンドの賞金を分け合うことになる。授賞式は6月に英国ロンドンで行われ、英女王のエリザベス2世から賞が授与される。

 同賞は、各国のエンジニアリング分野の関係者を対象に、その功績を称えるために創設された。多数の大手技術企業が資金を提供し、ソニーや東芝もその中に含まれる。賞の運営業務は、英王立工学アカデミーが担当する。

 王立工学アカデミーは、「エンジニアリングに対する概念は遅れている。クイーンエリザベス工学賞は、現代のエンジニアリングの素晴らしさを伝え、エンジニアがいかに世界を変えているか認識を高めることを目的としている」と説明した(英BBCの報道)。

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