米GoogleのRSSリーダー「Google Reader」の代替サービスとして名乗りを上げている米Feedlyは現地時間2013年3月15日、過去48時間で50万人以上のReaderユーザーがFeedlyに移行したと発表した。

 Googleは3月13日に、Readerを含む複数のサービスを停止する計画を発表(関連記事:Googleが“春の大掃除第2弾”、Google Readerなどの提供停止へ)。Readerは「多くの愛用者がいるものの、ユーザー数が減少しているため」7月1日のサービス終了が決定した。

 FeedlyはReaderユーザーの移行を歓迎し、今後1カ月かけてサービス向上に取り組む方針を明らかにした。ユーザー増加に対応するために、バンド幅を10倍に強化し、サーバーを増強した。さらにユーザーが意見や提案を投稿するための専用ページを設け、新規ユーザーの声に耳を傾け、毎週新たな機能を追加するという。

 Feedlyは、Googleの「Chrome」、米Mozillaの「Firefox」、米Appleの「Safari」ブラウザー向け拡張機能として提供しているほか、iOSおよびAndroid向けアプリケーションも公開している。既存のReaderユーザーに対し、「7月1日までにFeedlyを使い始めれば移行がスムーズに行える」と呼びかけている。

 一方、GoogleのReader終了宣言を受けて請願活動のソーシャルプラットフォーム「Change.org」にはReaderの存続を求めるページが開設され、多数の署名が集まっている(関連記事:Google Reader存続を望む嘆願活動に多数の署名)。

[発表資料へ]