米IBMは現地時間2013年3月14日、ビジネスリーダーを支援する研究センター「Customer Experience Lab」の設立を発表した。モバイル、ソーシャル、クラウド技術と高度なビッグデータ分析技術を組み合わせ、企業のリーダーが自社製品やサービスで提供する顧客体験の革新を実現できるようにする。

 Customer Experience Labは主に、顧客に対する洞察力、顧客の満足度向上、従業員の満足度向上の3つに焦点を当てる。企業の最高経営責任者(CEO)、最高マーケティング責任者(CMO)、最高財務責任者(CFO)をはじめ営業など各事業の責任者が、IBMの研究者100人から成る仮想チームの知識や助言を得られる環境を提供する。

 企業リーダーは、IBMの多数のビジネスコンサルタントによる業界や専門分野の深い洞察をもとに、営業、マーケティング、顧客サービスといったデジタルフロントオフィスの事業機会を最大限高めることができる。次世代のモバイル、ソーシャル、クラウド、分析技術を用いたソリューションの共同構築も行える。

 Customer Experience Labは、IBMが米国カリフォルニア州とテキサス州、アフリカ、ブラジル、中国、インド、イスラエル、日本、スイスに持つ12の研究センターの研究者から協力を得る。

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