米国の調査機関Pew Research Centerが現地時間2013年3月13日に公表した調査結果によると、米国のティーンエイジャー(12~17歳)のうち、37%がスマートフォンを使ってインターネットにアクセスしている。こうした若者は過去1年間で急増しているという。

 ティーンエイジャーのうち23%が普段パソコンを使わずインターネットにアクセスしており、この割合は米国成人の15%を上回っている。また78%が携帯電話を持っていると答え、そのうちスマートフォンは47%。今やティーンエイジャーの37%がスマートフォンを持っている。この割合は前回行った2011年調査時点の23%から大きく増えた。

 Pew Research CenterのMary Madden首席研究員は「こうしたティーンエイジャーのテクノロジーへの接し方は、将来の社会全体の動向を表す重要な指標と見ることができる」と述べている。

 このほかタブレット端末を持っているというティーンエイジャーの割合は23%で、成人の水準(25%)に達していることも分かった。また携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などいずれかのモバイル端末を使ってインターネットにアクセスしているというティーンエイジャーは74%で、18~49歳と同じ水準。成人全体で見るとこの割合は55%となる。これは現在50歳以上の人のモバイルネット利用者がほかの年代に比べ少ないため。今のティーンエイジャーの動向を見ると、将来は成人全体のモバイルネット利用者比率が上昇する可能性があるとPew Research Centerは見ている。

 調査は2012年7~9月に実施し、米国家庭の802人の親とその子ども(12~17歳)802人から回答を集め、Pew Research Centerがデータを集計した。

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