米Amazon.comは現地時間2013年3月13日、8.9型タブレット端末「Kindle Fire HD 8.9"」の海外展開に伴って、米国での販売価格を引き下げると発表した。Wi-Fi専用モデルは最大70ドル、LTE対応モデルは最大100ドル引き下げる。
Amazon.comで直販するWi-Fi専用モデルの新価格は、ストレージが16Gバイトで269ドル、32Gバイトで299ドルとなり、それぞれ30ドル、70ドル安くした。またLTE対応モデルはストレージが32Gバイトで399ドル、64Gバイトで499ドルとなり、ともに100ドル引き下げた。これらはスクリーンセーバーなどに広告表示するSpecial Offersモデルで、このオプションを選ばない場合はいずれも15ドル高くなる。
これに先立ち、Amazon.co.jpはKindle Fire HD 8.9"Wi-Fi専用モデルの日本国内販売を始めたが、Amazon.comは13日、これに加え、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペインでも同モデルの販売を開始したことを明らかにした。Amazon.comは、今回値下げが可能となったのは、欧州と日本での販売を拡大したことで生産量が増え、コスト削減ができたからだと説明している。今後もこのようなコスト効率化を実現できれば顧客に還元するとしている。
なお、7インチ型Kindle Fire HDのSpecial Offersモデルの価格は従来通り、16Gバイトで199ドル、32Gバイトで249ドル（関連記事）。日本で販売を始めたKindle Fire HD 8.9"Wi-Fi専用モデルの直販価格は16バイトが2万4800円、32GBモデルが2万9800円となっている。
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