日立ソリューションズは2013年3月12日、ノーチラス・テクノロジーズが開発する「Asakusa Framework」の販売を開始すると発表した。Asakusa Frameworkは、オープンソースソフトウエア(OSS)の分散バッチ処理ソフト「Hadoop」を使って基幹系バッチ処理を実現するためのアプリケーションフレームワーク。日立ソリューションズはHadoop、Asakusa Frameworkと運用管理ツールの「JP1」を組み合わせたシステム構築などを行う。

 Asakusa Frameworkは、Hadoop標準の分散処理方式である「MapReduce」を使ってプログラミングをするのではなく、より記述が容易なDSL(ドメイン特化言語)を使ってバッチ処理ロジックを開発できるというフレームワークである。Asakusa FrameworkのDSLで記述したプログラムは、MapReduceのプログラムにコンパイルして実行する。

 Asakusa Frameworkの販売を行うシステムインテグレーターは、新日鉄住金ソリューションズ、東芝ソリューション、九電ビジネスソリューションズ、大和総研ビジネス・イノベーションに続き、日立ソリューションズが5社目。ノーチラスによれば、現在さらにもう1社と、販売パートナー契約の交渉をしているという。