米AT&Tは現地時間2013年3月11日、カナダBlackBerry(旧Research In Motion)のスマートフォン「BlackBerry Z10」を米国に投入すると発表した。2年契約を結んだ場合の販売価格は199.99ドル。3月12日より個人ユーザー向けに先行販売を行い、法人ユーザーやボリューム購入割引を含む一般発売は、3月22日からとなる。

 BlackBerry Z10は、BlackBerryが1月30日に発表した新機種の1つで、同社の最新モバイルOS「BlackBerry 10」を搭載する(関連記事:RIM、BlackBerry 10搭載機「Z10」と「Q10」を発表、社名を「BlackBerry」に変更)。すでに英国やカナダなどで販売されている。4.2インチのマルチタッチディスプレイ(解像度は1280×768ドット)、動作周波数1.5GHzのデュアルコアプロセッサ、2GバイトのRAM、16Gバイトのストレージを装備し、800万画素のメインカメラと200万画素のフロントカメラ、メモリーカードスロット、マイクロHDMIポート、近距離無線通信(NFC)機能などを備え、LTEとHSPA+ネットワークをサポートする。

 BlackBerry 10は、メッセージや通知、フィード、カレンダー情報をまとめて管理できる「BlackBerry Hub」、ビジネスと私用の情報を隔離して安全性を確保するための仕組み「BlackBerry Balance」、アプリケーションやゲームのほか音楽やビデオなどさまざまなコンテンツを配信/販売する「BlackBerry World」などが特徴。

 米メディアの報道(Forbes)によると、ドイツDeutsche Telekomの米国法人T-Mobileも3月11日に、米国でBlackBerry Z10の予約受付を開始している。

[発表資料へ]