ブロードネットマックスは、ケーブルテレビ事業者向けにFTTH化ソリューションの一つとしてRFoGシステムの提供を開始したと発表した。

 RFOGは、RF信号を光ファイバーで伝送するシステム。現在ケーブルテレビ網で主流のHFC(光ファイバーと同軸ケーブルを組み合わせたネットワーク構成)システムで使用しているケーブルテレビ局のセンター設備や宅内端末などの既存設備をそのまま活用しながら、伝送路をFTTH化できる。FTTH化により流合雑音が大幅に低減したり、BSやCSのIF帯を含む広帯域伝送が可能となる。

 構成機器は、局側に設置するセンター設備(2.6GHz対応光送信ユニット「BN8200C-T2G6」および上り光受信ユニット「BN8200C-4R100」)と加入者側に設置する端末(R-ONU「BNX1230SN」)。さらに、集合住宅への設置に特化した端末(棟内ノード「BNX1310SN」)もラインアップした。

 今回のシステムは、東京ケーブルネットワークにおけるFTTH化実証実験用として採用された。センター設備(2.6GHz対応光送信ユニット、上り光受信ユニット)や端末(R-ONU)を2013年3月上旬に納入した。

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